2008年、日本政府が策定した海洋基本計画では、「海洋に関わる事象は相互に密接に関連していることから、海洋立国を支える人材には、多岐にわたる分野につき総合的な視点を有して事象をとらえることのできる幅広い知識や能力を有するものを育成していくことが重要」と謳われています。大学にも学際的な教育・研究を推進するため、カリキュラムの充実が求められているのです。
こうした中、神戸大学海事科学部は、急速に進む海事社会の変化や大学教育のグローバル化、社会の要請に対応すべく、総合大学としてのメリットを生かしながら、これまで以上に学際的・総合的な教育研究を行える体制を構築。学科を改組すると同時に教育体系を改善し、2013年度から新しい「海事科学部」がスタートします。