本学で学びたい方へ一般・企業の方へ在学生の方へ卒業生の方へ教職員の方へ

HOME > お知らせ 2024年度 > 海上自衛隊阪神基地隊における神戸市防災関係機関輸送艦研修に参加しました

お知らせ

海上自衛隊阪神基地隊における神戸市防災関係機関輸送艦研修に参加しました

Last Update 2025.01.31


1月16日(木)、海事科学研究科附属練習船海神丸(以下「海神丸」という。)の教員が海上自衛隊阪神基地隊における神戸市防災関係機関輸送艦研修に参加しました。

この研修は、1月17日に実施された「ひょうご安全の日のつどい」の防災訓練に先立って海上自衛隊阪神基地隊において防災関係機関を対象としたもので、昨年末に海上自衛隊阪神基地隊から参加のご案内をいただき、海神丸からは、藤本船長、尾崎機関長の2名の教員がこの研修に参加しました。

海神丸は、海技者養成の練習船ですが、被災地緊急支援機能を有していることから、海神丸の教員がこの研修に参加して災害発生時の支援活動に係る新たな知見を得ることにより、今後の災害支援活動における海神丸の活動に資するところが大きいと思われることからこの度の参加に至りました。

研修においては、午前中は、海上自衛隊の輸送艦「くにさき」に乗艦して担当官から艦内の説明を受けた他、同艦に搭載されているエアクッション艇「LCAC」*の発艦の様子を見学しました。

*LCAC :LandingCraft Air Cushion、いわゆるホバークラフトの一種で海面に空気を吹き付けて浮上し、船尾にある大型扇風機のようなプロペラを回して前後進します。従来型輸送艦と違い、海上から海岸の砂地への行動が自由などの利点があり、能登半島地震の復旧作業においては、救援物資の搬送、重機陸揚げ、通信会社通信機材の陸揚げなどで活躍しました。(防衛省ホームページ「防衛省・自衛隊に関する質問〜47エアクッション艇(LCAC)について」(https://www.mod.go.jp/j/press/book/one_sheet/pdf/qa_47.pdf)から引用)


       

輸送艦「くにさき」格納庫見学                 LCAC発艦の様子(左側が輸送艦「くにさき」)


また、午後からは、研修場所を本学深江キャンパスに隣接する新明和工業株式会社甲南工場に移して同工場敷地内のスロープ式岸壁においてLCACを用いた災害支援車両運搬の訓練を見学しました。


            

          岸壁にて待機中のLCAC                       災害支援車両を搭載して輸送艦「くにさき」に
                              向けて発進するLCAC


参加した教員からは、「海神丸における災害支援活動のあり方について大いに参考になった。」、「海上自衛隊等防災関係機関との連携を考えていきたい」などの感想があり、今後とも積極的にこのような研修に参加し、市内の防災関係諸機関との連携を深めていきたいとのことでした。