岩田  高志いわた  たかし

学士（生物資源科学）： 日本大学  2006年

博士（理学）： 総合研究大学院大学  2012年

担当科目

海洋安全システム科学通論 

研究内容

海生哺乳類（クジラやアザラシなど）や海鳥類をはじめとした海洋高次捕食者の生態を、バイオロギング手法を用いて研究しています。バイオロギングとは、動物にカメラや記録計を取り付け、彼らの行動や周囲の環境情報を調べる手法です。陸上とは異なる環境で生活する海洋動物には、さまざまな制約があります。例えば、餌を水平・鉛直方向に探す必要があります。また肺呼吸性の海洋動物は呼吸のために水中に留まり続けることができません。このような条件下において海洋動物がどのような工夫をして生活しているのかを調べています。

学生へのメッセージ

海洋動物の生態は未だ多くのことが謎に包まれています。科学技術が発展している現代でも、海洋動物を対象とする研究を実施することは難しいのが現実です。そのため、やりがいのある分野であるとも言えます。海洋動物に興味のある人やフィールドワークが好きな人大歓迎です。