本学で学びたい方へ一般・企業の方へ在学生の方へ卒業生の方へ教職員の方へ

HOME > お知らせ 2018年度 > 船底汚損生物「フジツボ」の最新研究の成果が出版されました

お知らせ

船底汚損生物「フジツボ」の最新研究の成果が出版されました

Last Update 2018.04.05


「Barnacles: Recent Progress in Biology and Antifouling」(フジツボ: 生物学と生物汚損防止の最新の成果.編集者: 加戸、三村、遠藤) がNova Science Publishers, USAから出版されました。本研究科の三村教授と廣野准教授が第8章「Application of blue LED light to the prevention of barnacle larval settlement」(フジツボ幼生の着生阻害への青色LED光の利用)を執筆されました。

地理的バリヤーを越えて航行する国際船舶は、生物の越境移動を媒介し生物多様性を乱す場合があります。摩擦抵抗の増大は燃料消費量の増加、大気汚染の悪化、運航の経済性の低下と直結します。船底汚損生物の越境移動阻止は、持続可能な国際海上輸送を継続するために喫緊に解決しなければならない課題です。本書は付着生物の基礎研究者のみならず船の運航管理を担う実務者にとって大変有益な内容を包括しています。フジツボ研究のさらなる発展を期待します。

本書の概要は以下のURLをご覧ください。
https://www.novapublishers.com/catalog/product_info.php?products_id=64345&osCsid=6b0ba0fb712f5e3108683817b0fa838b 


裏表紙表紙
表紙