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関西海事教育アライアンスについて

関西海事教育アライアンス

 神戸大学大学院海事科学研究科、大阪大学大学院工学研究科および大阪府立大学大学院工学研究科がアライアンスを組み、3大学院研究科の博士前期課程学生を対象にした海事関係の授業「関西海事教育アライアンス」が平成20年4月より始まりました。これは海運や造船など海事に関する企業が多く存在する関西地区において、従来から蓄積されてきたそれぞれの大学が持つ海事関連分野の教育・研究にかかるさまざまな実績を元にアライアンスを組み、関西地区に海事分野の拠点形成を目指す第一ステップとして取り組んだものです。全ての授業は3大学院研究科(吹田市、堺市、神戸市)の大学院生の利便性を考慮して大阪大学中之島センター(大阪市北区中ノ島)で行われています。
 前期には国際海運と港湾計画に関する「国際交通経済論」(神戸大学)、人間を中心に考えたデザイン手法に関する「マリタイム・デザイン・ストラテジー論」(大阪大学)、海洋資源利用の計画策定能力習得を目指す「海洋資源工学特論」(大阪府立大学)が開講されています。また後期には、国際海運に係わる仕組みや諸課題に関する「海上物流と海運産業」、海上交通の安全確保や海の環境問題への技術的・制度的な取り組みに関する「船舶のリスク管理」、総合技術としての船舶の設計・製造に関する「造船産業技術特論」がそれぞれの大学の担当で開講されます。
 このような形態の教育の効果として、特に幅広い視点でものごとを考える力が涵養されると共に、3大学院研究科の学生間の交流が深まり、これにより将来それぞれの分野で活躍する場合の人脈形成、ひいては海事関連企業力の向上につながることが期待されます。