ノルウェーで開催の国際自律運航船競技会「Njord Challenge 2026」に大学院生手嶋逸貴さんらが出場しました
神戸大学大学院海事科学研究科修士課程2年の手嶋逸貴さん(国際交通研究室、指導教員:平田燕奈教授)が参加する学生チーム「Innovators of Blue Ocean」が2026年8月10日から14日にノルウェー・トロンハイムで開催された国際学生競技会「Njord - The Autonomous Ship Challenge 2026」に出場しました。
大会について
Njord Challengeは、ノルウェー科学技術大学(NTNU)の学生団体が主催する自律運航船の国際競技会です。世界各国の学生チームが自ら設計・製作した船を持ち寄り、トロンハイムの水域で自律航行の性能を競います。競技課題は、操船(Maneuvering)、経路探索(Path Finding)、衝突回避(Collision Avoidance)、着岸(Docking)などで構成され、海事自律化の最先端地域であるトロンハイムの産業界と連携して設計されています。今年度は世界7ヵ国から23チームが集まりました。
チームについて
「Innovators of Blue Ocean -自律運航船チーム」は、神戸大学を含む6大学から集まった9名の学生による合同チームです。ハードウェア・ソフトウェア・ビジネスの3グループに分かれ、それぞれの専門性を生かして開発を進めています。昨年度の初出場で得られた課題を踏まえ、2025年9月に体制を刷新し、実験回数を倍増させるなど検証を重ねてきました。本チームは、一次審査である書類審査を通過し、8月の本大会に出場しました。プレゼンテーションでは、他チームと並び最高評価をいただいたものの、総合評価では全体18位の結果となりました。
開発した船について
チームが開発したのは、全長95cmのフルモジュラー式カタマランです。工具1本で完全に分解・再組立が可能で、ハンドキャリーでの空輸に対応しています。ステレオカメラ、LiDAR、衛星測位(RTK-GNSS)などのセンサ情報を統合し、周囲の障害物や他船を認識しながら、独自開発の経路計画アルゴリズムによって安全な航路を自律的に生成・追従します。国際海上衝突予防規則(COLREG)に沿った避航動作を実現する点が技術的な特徴です。
コメント
「私たちInnovators of Blue Oceanは「学生から日本の海洋産業に新たな波を起こす」を理念に掲げて活動しています。今大会の出場もその一環であり、自律運航船に関する知見と技術力の蓄積、国内外のネットワーク構築を目的としています。さまざまな方々のご支援をいただきながら、このような機会に挑戦できることを誇りに思い、次の挑戦に向けて努力を続けていきます。」
開催概要
- 大会名:Njord - The Autonomous Ship Challenge 2026
- 会期:2026年8月10日(月)~14日(金)
- 会場:ノルウェー・トロンハイム
- 公式サイト:https://www.njordchallenge.com/

