シンポジウム開催のご報告
来るデジタル時代における海事人材を基軸とした国際社会でのプレゼンス
〜我が国における海洋・宇宙連携の一層の強化を目指して〜
Last Update 2017.09.21
○主 催:神戸大学大学院 海事科学研究科 附属国際海事研究センター
神戸大学大学院 海事科学研究科 海事科学教育開発センター
○後 援:日本海洋政策学会、日本リモートセンシング学会、日本船主協会、日本船舶技術研究協会、
テクノオーシャン・ネットワーク、海上交通システム研究会、Marine Technology Society日本支部
平成29年9月13日、神戸大学深江キャンパスにて表記シンポジウムを開催いたしました。
当日は学内22名、学外57名の計79名の皆様にご参加いただきました。
国際海事研究センター長、西尾茂教授の開会挨拶に引き続き、第一部では、海洋基本計画の改定の動きとともに、日本海洋政策学会の課題研究グループの活動成果としての、内閣府への提言の経緯と内容についての報告がありました。
引き続く第二部では、海運大手三社に今後の海事人材についての展望を提示していただきました。基本的な「海技力」を基盤として、変動する状況変化に対する柔軟な姿勢とともに、トータルなシステムマネジメント力が求められるとされました。
第三部では、北極域政策と国際的な条約の改正のそれぞれについて必要性と課題に関する話題提供を受け、我が国における積極的な海事関連の展開について、教育機関の果たすべき役割等の意見交換がなされました。
≪プログラム≫
開会挨拶・・・・・・西尾 茂・神戸大学大学院海事科学研究科附属国際海事研究センター長
第一部:我が国の海洋・海事政策の現状と重点課題
「日本の海洋政策と第3期海洋基本計画の策定に向けた動き」
・・・中原裕幸・神戸大学大学院海事科学研究科国際海事研究センター客員教授
日本海洋政策学会理事・事務局長
「海洋・宇宙連携研究グループからの第3期海洋基本計画に向けた提言」
・・・・廣野康平・神戸大学海事科学研究科准教授
日本海洋政策学会「海洋・宇宙連携」課題研究グループ・ファシリテータ
第二部:今後デジタル化が進む中にあって海運業界が期待する海事人材
〜求められる海事人材の素養(変わらないもの、変わるべきもの)〜
日本郵船株式会社 桑原 悟
海洋・宇宙連携の一層の強化を目指して
株式会社商船三井 山内章裕
デジタル化が進む中、海運業界が期待する海事人材
川崎汽船株式会社 藤丸明寛
船陸間通信とICT技術の発展による取組みと
必要な海事人材
第三部:総合討論〜国際社会でのプレゼンスの確保〜
(1)北極域への展開
・・・・・・北川弘光・笹川平和財団客員研究員
(2)IMOへの提言案件としてのECDIS運用の課題
・・・・藤本昌志・神戸大学海事科学研究科准教授
(3)総合討論〔司会・廣野〕
閉会挨拶 ・・・渕 真輝・神戸大学海事科学研究科附属国際海事研究センター国際海事政策科学研究部門長