神戸大学大学院 海事科学研究科・海事科学部 総合水槽について

総合水槽実験室は、昭和46年度・47年度(1971,1972)の文部省予算にて建設され、昭和48年3月(1973)に完成をみた。その後、昭和61年度(1986)・平成5年度(1993)の改修、震災被害による平成7年度(1995)・平成14年度(2002)の補修および平成27年度(2015)の耐震工事を経て現在にいたっている。
実験室は、内部に柱を用いない工法が採用され、実験室内には浅水槽・風浪水槽・回流水槽・アンカー水槽・2次元水槽および準備室等が設けられている。

実験室上屋

主要寸法 80mL×15.6mW×5mH
建築面積 1222㎡
構造様式 窓なし鉄筋コンクリート造り、ロングスパン・PSコンクリート工法屋根
換気装置 側壁上部の20ヶ所換気扇
天井走行クレーン 最大荷重1.0ton、走行範囲49mL×10mW
最大機材搬入口 3.2mW×3.6mH

浅水槽

主要寸法 60mL×6mW×2mD 最大水深1.5m
曳航台車 外形寸法7mL×7.1mW×0.6mD,総重量12ton
トロリー線 プラスチックケース入り銅管型 200V×3相・100V×3相
造波装置 油圧駆動ピストン式
消波装置 受動型
附属装置 循環浄化装置、観測台、観測窓

風浪水槽

主要寸法 10mL×6mW×1mD 最大水深0.5m
造風装置 バタフライバルブ&インバータ制御風量調整型

回流水槽

主要寸法 15mL×5.4mW×2.8mH
観測部寸法 5.55mL×1.5mW×1.2mD
形式 水平循環型

アンカー水槽 砂水槽(×2)

主要寸法 16mL×2.5mW×1.2mD 底質土深さ0.9m