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研究活動

施設・設備

附属練習船深江丸

附属練習船深江丸

 本船は昭和62年10月三井造船玉野事業所で竣工した近海区域を航行区域とする練習船です。
 運航の中心となる船橋には、航海総合コンソールを中心とする近代化された航海設備に加え、機関制御コンソールが配置され、航機両用のコントロール室として広いスペースが確保されています。
 数多い本船の特徴の一つに船内中央部に設けられたデータ処理室があります。ここでは船内の総合電波航法システムをはじめとする各装置や、機関、機器からのデータを光ファイバーによるLANシステムを通してミニコンに集約すると共に、遠隔制御信号を各装置に伝達するようになっています。このデータ処理システムにより船上での実験、研究、調査等を効率的に処理できるようになっています。  その他本船には最新のエレクトロニクス技術を盛り込んだ数多くの装置やシステムが採用されています。ほんの一例ですが、航海関係ではラスタースキャン式ARPAレーダ、航行支援情報処理装置等を機能的に組み込んだ航海総合コンソールの外、最新鋭の航海計器類、機関関係ではブリッジからの遠隔監視制御を行うための各種計器やデータロガーを組み込んだ機関総合コンソールをはじめアクティブ防振装置、軸発電機、軸電動機、その他、実験研究関係では船内外の情報収集、分析装置等々枚挙にいとまがありません。年代の経過とともに装備を最新のものとすべく努力がなされています。
 このような装置を備えた本船は高度知能化船といわれ学生の実習、実験、研究はもとより教員の実験、研究を通じて新しい時代のニーズの開拓と問題解決に大いに活躍が期待されています。

練習船「深江丸」の教育関係共同利用」を参照下さい。