浅水槽

当水槽では、平水中や波浪中における船体・海洋構造物の運動観察、船体に働く流体力の計測などが模型を使用して行われる。実験は浅水域や制限水路を設定して実施できる。当水槽には、任意水深に対応できる造波装置と横移動や上下移動可能な副台車を備えた曳航台車が付設されている。

浅水槽全景
曳航台車 速度範囲 : 0.02m/s~2.00m/s
電動機出力 : 7.5kW×4
運転方式 : 自動、半自動、手動
副台車 横方向移動 : ±2.5m
最大速度 : 0.13m/s
上下方向移動 : 0.60m~2.00m(水槽底から上方に)
造波装置 下記参照
観測窓 側面窓(2.0mW×1.0mH)

造波装置

本装置は水槽の水深に関わらず無調整で造波が可能となっている。

造波装置
型式 油圧式ピストン型
電動機出力 15kW
油圧シリンダーの
最大ストローク
±0.375m
発生波周期 0.3sec~5.0sec
発生最大波高 0.4m
発生波浪 規則波、不規則波(コンピュータ入力)

風浪水槽・造風装置

風によって引き起こされる船体の諸運動や船体に働く風圧力に関する研究が行われる。

風浪水槽
造風装置 風速 最大8.0m/s 吹出口寸法 1.9mW×0.4mH×3 風速制御 電動機のインバータ制御及びバタフライバルブ 電動機出力 30kW
観測窓 側面窓 1.0mL×0.5mH
浅水槽
浅水槽
曳航台車
曳航台車
造波装置