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国際交流

国際海事研究センター

国際海事研究センターサイトヘ
      2009年10月1日付けで名称変更されました。

1.センターの目的

  1. 先端的海事教育研究組織として「神戸大学大学院海事科学研究科附属国際海事研究センター」があります。
  2. 近年のグローバル化と多国籍化が一般化した日本海事産業と国際海事社会においては、教育研究の国際協力が重要であり、とりわけ開発途上国における体系的な海事教育プログラム開発、高等教育セクターでの人材育成、大学における学部・大学院の教育研究体制の充実、職業技術訓練プログラム策定法の向上は、まさに国を越えて求められています。
  3. センターでは、国際海事教育ネットワークをさらに発展させた海事系高等教育国際ネットワークの構築、国際的に連携協力した教育プログラムの研究開発、海事に係る学術技術情報データベースの構築と国際的な情報ネットワーク形成の研究開発、海上交通における安全管理体系(品質保証)に関する教育研究等を推進し、国際的なリーダーシップを発揮することにより、海事分野における積極的な国際貢献を行う事を目的にしております。

2.学術的・社会的意義と効果

  1. 現在、世界を見渡しても、国連海事機関(International Maritime Organization:IMO)の行政機関を除き国際的な海事における科学工学の教育研究拠点は見当たりません。
  2. 本センター3分野の活動を有機的に結合することにより、国際海事社会における新しい船員教育や海事安全管理技術者教育、教育手法のグローバル・スタンダード化、新しい国際的な制度・資格に関する提言など実践的な寄与が可能となり、船員供給国やIMOとの間で強い協力関係を築くことが望まれます。
  3. 世界的な視野から船舶運航の安全管理を推進する国際的な社会システムの構築や、国際海事社会における安全運航及び環境の保全を実現するためのマネジメントシステムの構築、並びに先端情報通信技術を用いた高度船舶安全管理システムの構築に貢献することができます。
  4. 本センターの諸活動は、国内海事産業の安定化、海上物流の安全性確保及び海洋環境保護に貢献することができます。
  5. 本センターで構築される海事安全環境情報システム及びその海事情報データベースと国際情報ネットワークは、教育研究活動における情報入手の基盤設備として機能することが期待され、学部・大学院の教育研究の充実に大きく寄与可能です。

3.教育研究センターの概要

分野別教育研究内容
  1. 国際海事教育プログラム開発分野
    1. 先端海事分野の教育プログラムの研究開発
    2. 船舶運航におけるグローバル化、乗組員の多国籍化が進む中で高等水準海事系大学における「次世代型」教育・訓練システムのプログラム構築を目指して、関連する学術・技術情報、総合的かつグローバルな視点に立って調査分析を行い、船舶運航の安全管理責任を担う海事系人材育成に必要な新しい教育プログラムの研究開発を行う。
    3. 海事関連分野の国際教育ネットワークの構築
    4. 海事・海洋に関する学術技術情報を学内外で学際的に利用しやすい形で管理する体制、教育プログラムの効果的な活用を目指した国際教育のための組織的ネットワークを構築する。
    5. 国際協力諸関連機関の研究開発活動の支援
    6. 国際協力関連機関等が実施する教育研究分野での国際協力事業を支援するためのプロジェクト研究を行う。
    7. 海事系国際協力人材データベースの構築
    8. 国際海事大学連合等の海事系大学が有する人的資源を最大限に活用し、国際教育プログラムを効果的に運用するために、国際協力人材データベースを構築する。そして、国際海事系大学間のネットワークの形成・強化、海事専門家間の交流促進及び国際協力事業のための専門家派遣に活用する。
  2. 国際海事情報ネットワーク開発分野
    1. 人的要素を組み込んだトータル運航管理に関する研究
    2. 安全運航管理システムと情報通信技術を併せて用いることにより、人的品質マネジメントシステムを組み込んだ総合的な運航管理に関する研究を行い、その成果をシミュレータ開発に反映させる。
    3. 海上交通機関の管理技術情報に関する研究
    4. 海上交通機関の安全性と海洋環境の保全の観点から、船舶を主とした機関管理技術情報に関する新しいデータベース及び国際的ネットワークの構築に関する研究を行うとともに、機関プラントの信頼性・保全性向上に関する分析を行い、シミュレータ開発に反映させる。
    5. 海事環境情報に関する研究
    6. 船舶運航が気圏,水圏へ及ぼす環境問題は大きい。外航船舶に係る環境問題は局所的、地球規模であれ、国際対応が不可欠です。このため国際的な海事環境情報のデータベース及び組織的ネットワークの構築に関する研究を行う。
    7. 海事社会に関わる国際情報に関する研究
    8. 海事活動の安全向上、環境保全を確保する観点から、IMOなどの国際海事諸機関や海外における学術技術情報のデータベース構築とその管理に関する研究を行う。
  3. 国際海事安全システム研究分野(研究教員は@とAの教員他学外からの協力者で推進する)
    1. 海上交通の安全と海洋環境の保全に関する研究
    2. 海事・海洋に関わる多様な技術情報を分析、船舶運航及び環境保全への応用を中心に、海上交通・物流の安全性向上、環境保全問題に関する研究を行う。
    3. 安全航行支援に関する研究
    4. 船舶を取り巻く海上交通、海象、気象、港湾事情に関わる複合交通システムの安全管理運用技術、自動船舶識別システムやレーダ技術を活用した海上交通全般の安全支援システムに関する研究を行う。
    5.  3) 高度フリート管理システムに関する研究
    6. 先端情報通信技術を用いて、大洋、限定海域などを航行する船隊の航海・機関・船内生活全般の状態のモニターシステムを構築して、あらゆる異常現象を初期段階で迅速に発見し、致命的な人、物的な故障・損傷を未然に防止する手法に関する総合的な研究を行う。

4.教育研究センターの機能

教育機能
  1. 海外研修生に対する研修
  2. 本センターの教員は、国際協力事業団プロジェクトに参画し、短期派遣専門家としてカウンターパートへ海事安全技術及び海事環境対策技術等の技術移転を推進する。
  3. 大学院学生に対する講義、研究指導
  4. 大学院研究科(博士前期課程及び後期課程)の学生に対する専門的な講義、研究指導を行う。
産学連携・共同研究機能
  1. 海事分野に関する共同研究等の実績を基に、本センターでは、海事分野データベースの構築及びその分析を産学で発展させて、質の高い研究成果と国際協力の機能を充実させ、海事社会に貢献する。
  2. 国内・国際海事機関から幅広く研究者を招聘し、関係者を客員研究者としてセンター Think Tankの性格を持たせて積極的に海事政策・行政・教育などの骨子を社会に提言可能な機能を育成する。
国際連携機能
  1. 国際海事大学連合(IAMU)加盟29大学及び国際交流協定校と連携して、新しい海事安全管理技術者教育のカリキュラム内容、並びに教育手法のグローバル・スタンダード化、国際海事社会における新しい国際的な制度・資格の構築に貢献する。