紀元前2000年初頭
ヒッタイトは黒海の北から移住し、インド・ヨーロッパ語族に属す北方系の民族である。

紀元前1700年頃
ヒッタイトはハッティ社会を征服するとともにそのすぐれた文化を継承し、アナトリア初の王国を築いた。国力の源となったのは武器があるいは戦略物資としての鉄器であり、ヒッタイトの製鉄技術は門外不出の国家機密とされた。
紀元前1600年前後
ハットウシャシュ(現在のポアズカレ)に首都をおいたヒッタイトはオリエントのバビロン王朝を制圧。

紀元前14世紀
アナトリア全土を掌握し、ヒッタイト帝国を築き上げた。

紀元前13世紀
押しも押されぬ強国となったヒッタイトはラムセス2世のエジプトを攻略。

紀元前1269年
両国間に世界初の平和条約締結。

紀元前1200年前後
トラキア人の侵入と“海の民”と呼ばれる異民族の襲撃により、トロイもヒッタイトも相次いで滅亡。

紀元前1200〜700年
 各地に小王国が分立。ヒッタイトの末裔はアナトリア南西部に新ヒッタイト王国樹立。

紀元前900〜585年
東部にアジア系民族のウラルトゥ王国建国。

紀元前750〜300年
西部にトラキア人のフリギア王国建国。

紀元前7世紀初頭
リティア王国では世界で初めての貨幣使用、ギリシア世界にも広まった。同じ頃、エーゲ海沿岸部のイオニア、アイオリス地方にはギリシア人の植民都市が構築。

紀元前4世紀
ギリシア本土をしのぐほどの文化が栄えた。
【鉄の王国ヒッタイトの誕生】
トルコの歴史A